泣き濡らす(読み)ナキヌラス

デジタル大辞泉 「泣き濡らす」の意味・読み・例文・類語

なき‐ぬら・す【泣き×濡らす】

[動サ五(四)]泣いて涙で衣服などをぬらす。「そでを―・す」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「泣き濡らす」の意味・読み・例文・類語

なき‐ぬら・す【泣濡】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 泣いて涙で袖などをぬらす。
    1. [初出の実例]「若草の 妻も子どもも をちこちに 多(さは)に囲み居 春鳥の 声の吟(さまよ)ひ 白たへの 袖奈伎奴良之(ナキヌラシ)」(出典万葉集(8C後)二〇・四四〇八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android