洗馬庄(読み)せばのしよう

日本歴史地名大系 「洗馬庄」の解説

洗馬庄
せばのしよう

「小右記」長和三年(一〇一四)一〇月二三日条に、洗馬牧の牧司忠明朝臣が、京都の領家実資のもとへ牛馬などを貢納した記事がある。洗馬牧は現在の東筑摩ひがしちくま朝日あさひ村の西洗馬・小野沢おのざわ針尾はりおから鉢盛はちもり山山麓にかけての地域であろう。洗馬庄は洗馬牧の牧司などが牧の隣を藤原氏に寄進した荘園と推定される。荘域は、初めは現塩尻市洗馬のあし小曾部こそぶ岩垂いわだれ地区で、のち西洗馬・現松本市の今井いまい・今村方面まで拡大したものと推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む