最新 地学事典 「微量成分」の解説
びりょうせいぶん
微量成分
(1)trace elements, minor elements
地殻を構成している元素は主にO,Siなど8種の主成分元素であるが,このほかにもUまでの全元素がさまざまな割合(存在比)で含まれている。一般に0.01から1%くらいの含有量の成分元素をminor elementsとし,これ以下のものはtrace elementsとされているが,日本ではこれらをまとめて微量成分と呼ぶことが多い。
執筆者:進野 勇
(2)trace component
鉱物・マグマ・海水・鉱液などの溶液・固溶体に少量含まれる成分。どの程度の含有量からを微量成分というかはあまり定かでないが,その濃度を変えても溶液の性質や状態が実際上変わらないとみなせる程度のもの。多くの場合,微量元素と似た意味になるが,場合によっては微量元素を主成分とする鉱物,例えば金・銀鉱物,あるいは元素存在度の大きい元素が微量成分となることもある。
執筆者:松葉谷 治
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

