津浪村(読み)つなみむら

日本歴史地名大系 「津浪村」の解説

津浪村
つなみむら

[現在地名]加計町津浪

太田おおた川の東岸に位置し、中央のまる(四四六・一メートル)を囲んで集落が点在する。西は太田川を隔てて上殿河内かみとのごうち(現戸河内町)の飛郷があり、北は加計村、東はあな村、南は坪野つぼの村。丸山西麓の三島みしま神社背後に七世紀頃の古墳があり、組合せ石棺の内部から頭骨片、その前方から須恵器が発見された。また天王てんのう山の古墳からも頭骨片が出土している。

文和元年(一三五二)一二月二七日付の武田氏信預ケ状(熊谷家文書)に「安芸国太田郷内津浪村地頭職梶原五郎右衛門尉跡事、依合戦之忠、所預置也」とあり、当村の地頭職は安芸守護武田氏信によって熊谷直平に預けられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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