日本歴史地名大系 「津麻神戸」の解説 津麻神戸つまかんべ 和歌山県:紀伊国名草郡津麻神戸「和名抄」東急本には「津麻」「神戸」と各々一つの郷のように記す。高山寺本には「津摩」のみあり、「神戸」はみえない。これは高山寺本の神戸を除くという原則にもとづき「神戸」が削除され、津摩があたかも独立した郷のように記載されたためで、実際は津麻(摩)神戸であったと思われる。都麻津姫を祭神として、和歌山市禰宜(ねぎ)に鎮座する現高積(たかつみ)神社(「延喜式」神名帳にみえる都麻都比売神社に比定されている)の神戸で、大同元年牒(新抄格勅符抄)に「都麻頭比売神 十三戸 紀伊国」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by