吉礼(読み)キツレイ

デジタル大辞泉 「吉礼」の意味・読み・例文・類語

きつ‐れい【吉礼】

きちれい(吉礼)

きち‐れい【吉礼】

めでたい儀式。きつれい。

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精選版 日本国語大辞典 「吉礼」の意味・読み・例文・類語

きち‐れい【吉礼】

  1. 〘 名詞 〙 神をまつる儀式。めでたい儀式。きつれい。
    1. [初出の実例]「人間の吉礼は数多ありといへども殊に婚礼を以て重しとす」(出典:日本道徳論(1887)〈西村茂樹〉五)
    2. [その他の文献]〔周礼‐春官・大宗伯〕

きつ‐れい【吉礼】

  1. 〘 名詞 〙きちれい(吉礼)

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普及版 字通 「吉礼」の読み・字形・画数・意味

【吉礼】きつれい

めでたい礼。祭祀。〔周礼春官、大宗伯〕吉禮を以て、國の鬼、示に事(つか)ふ。

字通「吉」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の吉礼の言及

【葬制】より

…そして,祖廟に合祭する〈祔祭〉がある。ここまでの礼は凶礼であるが,これ以後は吉礼となる。つまり死者の霊が悪霊から善霊神に変わったのである。…

【五礼】より

…中国において,吉・凶・賓・軍・嘉の五つの礼をいう。吉礼は祭祀に関するものであり,昊天上帝(こうてんじようてい)をまつる禋祀(いんし),日月星辰をまつる実柴,司中・司命・風師・雨師をまつる槱燎(ゆうりよう),社稷(しやしよく)・五祀・五岳(嶽)をまつる血祭など12に分かれる。凶礼は喪葬にかかわる儀礼であり,死亡を悲しむ喪礼,飢饉や流行病をいたむ荒礼,災害を哀しむ弔礼など五つに分かれる。…

※「吉礼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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