精選版 日本国語大辞典 「流れ留まる」の意味・読み・例文・類語
ながれ‐とどま・る【流留】
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
- ① 末長くとどまる。
- [初出の実例]「ながれとどまらん名をおぼしつつむになん、身を心に任せぬ嘆きをさへうち添へ給ひける」(出典:源氏物語(1001‐14頃)御法)
- ② 流れずにそこにとどまる。
- [初出の実例]「とても消ゆべき水の泡の流留る処とて、江守の庄にぞ着にける」(出典:太平記(14C後)二七)
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...