最新 地学事典 「流土階段」の解説
りゅうどかいだん
流土階段
solifluction terraces
周氷河微地形のうちの一つで,幅数十cm~数m規模の階段状,あるいは斜面方向に引きのばされた段状の地形。階状土と呼ばれることが多い。ソリフラクションなどの周氷河性微速度マスムーブメントが起こっている斜面で,表層物質の移動速度の微小な違いによって形成される。速度の違いをもたらす原因は,斜面上の粗礫(礫質階状土)・植生(被植階状土)によるせき止め,土壌物質の性質の違いなどである。内部に含まれる火山灰や有機物を用いた年代測定によると,前面の移動速度は年間数cm~10cm程度が多い。
執筆者:岩田 修二
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

