流足(読み)ながれあし

精選版 日本国語大辞典 「流足」の意味・読み・例文・類語

ながれ‐あし【流足】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 川の流れを歩く足つき。また、そのようなよろよろした足どり。
    1. [初出の実例]「川渡りするや時雨のなかれ足〈成政〉」(出典:俳諧・口真似草(1656)四)
  3. 水の流れに足をとられて溺れること。遊興にふけって零落することをたとえていう。
    1. [初出の実例]「おもおもしきかほせしおとこも、いつのまにやらながれあしの、よるべさだめずなりはてしとき」(出典:評判記・もえくゐ(1677))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android