改訂新版 世界大百科事典 「浄瑠璃大系図」の意味・わかりやすい解説 浄瑠璃大系図 (じょうるりおおけいず) 浄瑠璃の太夫,三味線の芸統の解説書。3世竹本筆太夫考,近松狂言堂校訂,1842年(天保13)刊,上中下3巻。書名の示すとおり,古浄瑠璃より義太夫節,豊後節三流にわたり,出版当時にいたるまでの太夫376人,三味線140人の名前を挙げ,師弟関係など芸の系統を示したもので上中2巻が太夫,下巻が三味線に当てられている。部分的に誤りも少なくないが浄瑠璃史研究に重要な書である。執筆者:山田 庄一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by