精選版 日本国語大辞典 「浄罪界」の意味・読み・例文・類語 じょうざい‐かいジャウザイ‥【浄罪界】 〘 名詞 〙 ローマ‐カトリック教の信仰で、浄罪が行なわれる場所。天国と地獄との間。煉獄(れんごく)。[初出の実例]「此浄罪界(ジャウザイカイ)に足を入れたものでなければ決して天国へは登れまいと思ふのです」(出典:野分(1907)〈夏目漱石〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の浄罪界の言及 【煉獄】より …キリスト教会の教義において,小罪を犯し地獄に行くまでに至らないがすぐには天国へ行けない霊魂が,苦しみを受けながら浄化され最後の審判を待つとされる場所,およびその状態。〈煉獄〉というラテン語purgatoriumはpurgare(〈浄化する〉の意)に由来し,浄罪界とも訳す。ドイツ語でいうFegefeuerは〈浄めの火〉の意。… ※「浄罪界」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by