日本歴史地名大系 「浅畑村」の解説 浅畑村あさばたむら 愛知県:南設楽郡鳳来町浅畑村[現在地名]鳳来町富栄(とみさか)三輪(みわ)川右岸の浅畑・下平(しもだいら)・寺林(てらばやし)・大峠(おおとうげ)・引地(ひきじ)・橋平(はしだいら)・湯谷(ゆや)・柿平(かきだいら)の八ヵ村は東郷(ひがしごう)とよばれる鳳来寺領。隣接の槙原(まきはら)は新田。村は慶長七年(一六〇二)から鳳来寺領。通(とお)り久保(くぼ)村に鳳来寺代官庄田与三兵衛の拝領地三石三斗一升四合の畑地があり、代官は拝領地の続きの山も自分の山と主張して争いになり、正徳二年(一七一二)の松高院・医王院・一乗院・岩本院・三ケ村申渡覚(下平共有)によれば、大草(おおくさ)・下平・浅畑三ヵ村は入会山と主張して、寺社奉行まで訴えて勝訴。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by