日本歴史地名大系 「浅草華蔵院門前」の解説 浅草華蔵院門前あさくさけぞういんもんぜん 東京都:台東区旧浅草区地区浅草華蔵院門前[現在地名]台東区元浅草(もとあさくさ)一丁目浅草欣浄寺(あさくさごんじようじ)門前の南、出羽松山藩酒井氏上屋敷南西の角にある。南東は下谷小島(したやこじま)町。天台宗華蔵院境内の南側に起立した門前町屋。西は筑後柳川藩立花氏上屋敷、南も武家地に接する。当町の辺りは総名を浅草新寺(あさくさしんてら)町と伝え、また俗に七軒(しちけん)とも称するという。起立の年代は不明だが、華蔵院は正保元年(一六四四)に浅草に引移ってきたといい(文政町方書上)、沿革図書の延宝年間(一六七三―八一)の図にすでに描かれる。古跡拝領地は東西二〇間・南北四六間で、九二〇坪のうち五二四坪余は古門前地。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by