浜ノ川村(読み)はまのかわむら

日本歴史地名大系 「浜ノ川村」の解説

浜ノ川村
はまのかわむら

[現在地名]窪川町仁井田にいだ

神有かみあり村の南にあり、北に茶臼森ちやうすがもり(四〇二メートル)、西に坂東ばんどう(三七八メートル)を望む。「仁井田郷談」(「南路志」所収)によると、古くは仁井田庄久礼くれ郷一〇村の一。天正一六年(一五八八)の久礼分地検帳には浜川村・浜之河村と記され、地積八町七反余。うち志和分四町二反余、佐竹分二町一反余、西分二町一反余、東分一反余。ヤシキの記載がないので、中世隣村の出作地であったとも考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android