日本大百科全書(ニッポニカ) 「浜州」の意味・わかりやすい解説
浜州
ひんしゅう / ピンチョウ
中国、山東(さんとう)省北部の地級市。渤海(ぼっかい)湾岸の南西部、黄河(こうが)三角州に位置する。1982年、浜県と博興(はくこう)県の一部をあわせて浜州市が設けられ、2000年に周囲6県とともに地級市となった。2016年時点で、2市轄区、5県を管轄する。人口386万7000(2014)。中国屈指の油田、勝利(しょうり)油田の主要な採油地域である。市域は黄河流域のワタ作地で綿花の栽培が盛んなほか、小麦、トウモロコシなどを産する。黄河河口付近の交通の要地で、北鎮(ほくちん)と博興県道旭(どうきょく)との間には、黄河最下流部の車道橋である北鎮黄河公路大橋が架かる。
[駒井正一・編集部 2017年1月19日]
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