浦野駅(読み)うらののえき

日本歴史地名大系 「浦野駅」の解説

浦野駅
うらののえき

青木村大字当郷の一帯大法たいほう寺南方に比定される古代の官道東山道の一駅。

「延喜式」兵部省の項「諸国伝馬」の条に、信濃国の駅馬として駅数一五、駅馬一六五匹をあげる中に、「浦野駅十五疋」とあり、また「和名抄」に東山駅として信濃国一五を記す中に「浦野」がある。この頃東山道の駅は一〇匹の駅馬を備えるのを通例としていたが、筑摩ちくま郡との境が峠路(現保福寺峠)であることによる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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