浮きやか(読み)うきやか

精選版 日本国語大辞典 「浮きやか」の意味・読み・例文・類語

うき‐やか【浮やか】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「やか」は接尾語 )
  2. 心の動きや動作が軽快なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「下げて謡ふ所は、川の瀬のごとし。高く、心をうきやかに、するすると行く事、用也」(出典:花伝髄脳記(1584頃))
  3. 容貌などが、曇りなくはればれとしたさま。
    1. [初出の実例]「皖(ウキヤカ)な顔」(出典譬喩尽(1786)四)
  4. 心が軽薄で、行動のかるがるしいさま。
    1. [初出の実例]「先がけのつはもの共、うきやかになってひしめきけり」(出典:信長記(1622)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 信長記 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android