容貌(読み)ヨウボウ

精選版 日本国語大辞典 「容貌」の意味・読み・例文・類語

よう‐ぼう‥バウ【容貌】

  1. 〘 名詞 〙 かおかたち。みめかたち。かおつき。ようみょう。
    1. [初出の実例]「奴婢伍人、年卅已下十五已上、容貌端正」(出典:東大寺奴婢帳‐天平勝宝元年(749)一二月一九日・丹後国司解)
    2. 「将門容㒵(ヨウバウ)あひ似たる兵七人伴て、更に主従の儀なき間」(出典平治物語(1220頃か)下)
    3. [その他の文献]〔論語‐泰伯〕

よう‐みょう‥メウ【容貌】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「みょう」は「貌」の呉音 ) =ようめい(容面)
    1. [初出の実例]「左のもよしあるものどもあめり。力つき、ようめうなどもことなきうちにも」(出典:宇津保物語(970‐999頃)内侍督)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「容貌」の読み・字形・画数・意味

【容貌】ようぼう(ばう)

かおかたち。すがた。宋・軾〔枢密韓太尉()に上(たてまつ)る書〕林歐陽を見て、其の議論の宏辯なるを聽き、其の容貌の秀なるを、其の門人の賢士大夫と游び、而る後に天下、此(ここ)に聚(あつま)るを知るなり。

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