日本大百科全書(ニッポニカ) 「浮き巣」の意味・わかりやすい解説 浮き巣うきすaquatic nest 水上に浮かべてつくられた水鳥の巣。カイツブリの巣はその代表的なもので、古来「鳰(にお)(カイツブリの古名)の浮き巣」としてよく知られている。ヨシや水草の茂った静かな沼や池の水面に、ヨシの枯れ葉や水草を寄せ集めてつくり、普通ヨシの茎などにからめて、漂わないようにしてある。浮き巣は、水の増減に影響されず、また外敵に襲われにくいなどの利点がある。[森岡弘之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例