浮線綾文(読み)ふせんりょうもん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「浮線綾文」の意味・わかりやすい解説

浮線綾文
ふせんりょうもん

もっとも代表的な有職(ゆうそく)模様。形式は大形の丸文で、内部を4分割し、爪(つめ)形の花文(かもん)を四つ充填(じゅうてん)している。花文の種類によって、浮線菊、浮線藤などと区別することもある。臥蝶(ふせちょう)文は、花文のかわりに胡蝶(こちょう)をモチーフに使ったもので、その名称は浮線蝶からの転化と考えられる。なお浮線綾文は元来、浮織(うきおり)の綾(あや)の模様、ないしは浮織の綾によく使用される模様という意味であろう。奈良時代に流行した唐花文が平安時代に和風化され、この模様が生まれたものと思われる。平安時代以後、狩衣(かりぎぬ)、童直衣(わらわのうし)、奴袴(やっこばかま)などに用いられた模様である。

[村元雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

生まれて初めての恋。[補説]書名別項。→初恋[類語]恋・恋愛・愛恋あいれん・愛・恋情れんじょう・恋慕れんぼ・思慕しぼ・眷恋けんれん・色恋いろこい・慕情ぼじょう・恋心・狂恋・悲恋・片恋・片思い・岡惚れ・...

初恋の用語解説を読む