浮遊選鉱法(読み)フユウセンコウホウ

デジタル大辞泉 「浮遊選鉱法」の意味・読み・例文・類語

ふゆう‐せんこうほう〔フイウセンクワウハフ〕【浮遊選鉱法】

粉砕した鉱石を、油や起泡剤を加えた水に入れてかきまぜ、ぬれにくい鉱物粒子を気泡に付着させて分離・回収する方法浮遊選別

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精選版 日本国語大辞典 「浮遊選鉱法」の意味・読み・例文・類語

ふゆう‐せんこうほうフイウセンクヮウハフ【浮遊選鉱法】

  1. 〘 名詞 〙 有用鉱物を分離する選鉱法の一つ。細かく砕いた各種鉱物の混合物に水と浮選剤を加え、空気を送ってかきまぜると、水にぬれにくい鉱物粒子は気泡に付着して取り出される。

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世界大百科事典(旧版)内の浮遊選鉱法の言及

【起泡分離】より

…起泡分離法は,泡沫(ほうまつ)の捕集効果を利用する泡沫分離法と,気泡のみを導入する気泡分離法に分類されるが,前者のほうが一般的である。また泡沫分離法は固体粒子の分離と溶存物質の分離とに分けられ,固体粒子を対象としたものでは浮遊選鉱法が古くから鉱物の分別に広く利用されている。300μm以下の固体粒子を懸濁させた溶液に気泡を吹き込みかくはんすると,表面が水にぬれにくい性質をもつ粒子は気泡表面に付着し,気泡とともに上昇し泡沫層として取り除かれる。…

※「浮遊選鉱法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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