海崎村(読み)かいざきむら

日本歴史地名大系 「海崎村」の解説

海崎村
かいざきむら

[現在地名]佐伯市海崎

下野しもの村の北、佐伯湾に面した海浜部とその後背山地に立地。慶長期(一五九六―一六一五)には戸穴ひあな村に属した。慶長六年六月の戸穴村検地指出帳(佐伯藩政史料)に海崎村とみえ、文禄二年(一五九三)の検地高は田高一七一石余・畑高六四石余・屋敷高五石余、うち川成引五三石余・永荒引七七石余。慶長六年五月の戸穴村検地指出帳(同史料)によれば、同二年の検地高三七五石余。同一四年には戸穴村内海崎組として笹良目ささらめ代後だいご内野ないの指夫させぶの四ヵ浦がみえる(「戸穴海崎組水夫屋敷高帳」同史料)。同年には戸穴村内海崎で茶四斗三升五合を産した(「茶・桑・漆改帳」同史料)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android