海底しゅんせつロボット(読み)かいていしゅんせつロボット(その他表記)submersible dredging robot

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海底しゅんせつロボット」の意味・わかりやすい解説

海底しゅんせつロボット
かいていしゅんせつロボット
submersible dredging robot

海底を走行しながら土砂を掘削し,パイプラインを通して陸上に排出するロボット。陸上から光通信ケーブルで遠隔操作され,水深 15mまでの海底で作業が可能。8本の脚 (本体支持用4本,移動用4本) を持つ。五洋建設と三菱重工業共同で 1987年 10月に完成した。高い施工精度を得るため,レーザー式自動位置出し装置によりしゅんせつ位置と深さを測量し,カッター先のソーナー4台でしゅんせつ面をモニタする。全長 24m,幅 13m,高さ 5.5m,空中重量 145t。歩行速度時速 100m,揚土量は1時間当たり約 60m3。波高 2.8mでも作業が可能。

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