海底扇状地(読み)かいていせんじょうち(英語表記)submarine fan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

海底扇状地
かいていせんじょうち
submarine fan

大きな河川の河口を扇頂として,深海底に向かって扇状に発達する半円錐状の海底の堆積地形。大陸斜面は流床の勾配が急なため,大量のタービダイト陸性堆積物)が深海底に運ばれる。流床の勾配が小さくなる深海底では運搬力が減少するため,浮遊物が扇状に堆積する。扇状地上の流床は,大きな河川の洪水時に扇頂から放射状に分流して,各分流は網状流路を示している。

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世界大百科事典内の海底扇状地の言及

【海底谷】より

…前者は多少蛇行しつつ樹枝状の支谷を集め深海平たん面や大洋底に達する。末端部に海底扇状地を形成し,砂泥互層,深海砂,深海チャンネルなどが存在するところから混濁流起源とされている。深海チャンネルは海底扇状地,コンチネンタルライズ,深海平原などの表面を浅く刻む長い谷で,両側に自然堤防を有しており,混濁流が平たん部に到達しその流路に懸濁物を堆積しながら形成する海底谷の一種である。…

【海底地形】より

…この泥流が混濁流で,その浸食によって谷ができる。混濁流は大陸斜面のふもと,あるいは斜面途中の凹みにいたって堆積し,海底扇状地や深海平たん面をつくる。これらの堆積物は沖合型の粘土層と浅海起源の砂層からなる砂泥互層を形成する。…

※「海底扇状地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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