海部・海浦・海賦(読み)かいぶ

精選版 日本国語大辞典 「海部・海浦・海賦」の意味・読み・例文・類語

かい‐ぶ【海部・海浦・海賦】

〘名〙 織物蒔絵(まきえ)などの文様一つ海辺の様を表わし、波を文様化したもので、そこに松、貝などを配することもある。おおうみ。
※宇津保(970‐999頃)内侍督「らうを入帷子(いれかたびら)にして、綺(き)の緑のそらかいふの紋をまたつつみにしたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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