海野庄(読み)うんののしよう

日本歴史地名大系 「海野庄」の解説

海野庄
うんののしよう

[現在地名]東部町一帯

海野を中心として烏帽子えぼし岳南麓に広がる摂関家領荘園。「吾妻鏡」文治二年(一一八六)三月一二日の条に「海野庄殿下御領」とあるのを初見とする。また、建長五年(一二五三)の近衛家所領目録には、かつて高陽院領であったことが記されており、遅くとも平安時代末期には成立していたことがわかる。至徳二年(一三八五)に至って、摂関家から、虎関師錬の創立した山城国楞伽寺に寄付されている(海蔵院文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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