浸む(読み)シトム

デジタル大辞泉 「浸む」の意味・読み・例文・類語

しと・む【浸む】

[動マ四]水などにつかる。また、水などがしみ込む。ひたる。
「水―・まば、三頭さんづの上に乗りかかれ」〈平家・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「浸む」の意味・読み・例文・類語

こ・む【浸・

  1. 〘 自動詞 マ行四段活用 〙 水が入りこむ。水びたしになる。こみ入る。しみこむ。多く田についていう。
    1. [初出の実例]「此の田は天(ひて)り旱するに漑(水まか)せ難く水潦(いさら水)するに浸(コミ)易し」(出典日本書紀(720)安閑元年七月辛巳(寛文版訓))

しと・む【浸】

  1. 〘 自動詞 マ行四段活用 〙 水などにつかる。また、水などがしみこむ。ひたる。
    1. [初出の実例]「馬のかしら沈まばひきあげよ。〈略〉水しとまば、三頭(さんづ)のうへに乗りかかれ」(出典:平家物語(13C前)四)

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