浸物(読み)したしもの

精選版 日本国語大辞典 「浸物」の意味・読み・例文・類語

したし‐もの【浸物】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ひたしもの(浸物)」の変化した語 ) =したし(浸)
    1. [初出の実例]「大夫は葉胡蘿などそろへてしたし物になして」(出典:浮世草子・色里三所世帯(1688)下)

ひたし‐もの【浸物】

  1. 〘 名詞 〙 ひたしにしたもの。ひたし。
    1. [初出の実例]「肴ささげひたし物、巻するめ・飛魚むしり物」(出典:鈴鹿家記‐永正一四年(1517)六月一日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android