涙点(読み)ルイテン

デジタル大辞泉 「涙点」の意味・読み・例文・類語

るい‐てん【涙点】

上下まぶたの鼻側の内縁にある涙液の流出口。涙小管に開く。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「涙点」の読み・字形・画数・意味

【涙点】るいてん

涙のあと。清・燮〔屈翁山の詩札、石濤石谿・八大山人の山水小幅、並びに白丁墨菊を共にする一巻に題す〕詩 國破れ家び、鬢統(すべ)て(しろ)し 一(なう)の詩畫、頭陀(づだ)を作(な)す (よこさま)に塗り豎(たて)に抹(ぬ)る、千千の幅 點多きこと無くして、點多し

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世界大百科事典(旧版)内の涙点の言及

【涙】より

…主涙腺は上円蓋耳側部に開口し,また,クラウゼ腺は上下円蓋部結膜に,ウォルフリング腺は瞼板結膜におのおの開口している。涙道は涙の排出路で,内眼角から約6mm耳側の瞼縁に開いている上下2個の涙点lacrimal punctaに始まり,上下2本の涙小管を経て,涙囊lacrimal sacに入り,鼻涙管を通って,下鼻道に通ずる。涙が出ると鼻がぐすぐすするのはこのためである。…

※「涙点」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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