涵蓄(読み)かんちく

精選版 日本国語大辞典 「涵蓄」の意味・読み・例文・類語

かん‐ちく【涵蓄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「涵」は、うるおす、いれるなどの意 ) 物をいれ蓄えること。ふくみ持っていること。
    1. [初出の実例]「詩成寄我不常斉。涵蓄情深読者迷」(出典:東海一漚集(1375頃)一・和答玄森侍者)
    2. [その他の文献]〔王炎‐答黄一翁詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「涵蓄」の読み・字形・画数・意味

【涵蓄】かんちく

心に包蔵する。宋・王炎〔前韻を用ひて、黄一翁に答ふ〕詩 士、得喪を齊(ひと)しうせんと欲せば 胸、涵するを

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