深尾村(読み)ふかおむら

日本歴史地名大系 「深尾村」の解説

深尾村
ふかおむら

[現在地名]藤原町かなえ

清司原せいしはら村の西、員弁川支流相場あいば川の源流に位置する。当村は慶安郷帳(明大刑博蔵)ではまだ現れず、元禄郷帳で現れるが、成立に際して南の上之山田かみのやまだ村から三七・八〇八石、東の清司原村から三五・九二一石が割かれていることが、両郷帳にみる両村の村高の変動から推定され、元禄郷帳では両村の枝郷と記される。江戸時代を通じて桑名藩領。天明四年(一七八四)手控帳によれば、田二町九反余、畑一町五反余。文政七年(一八二四)の村明細帳(徳川林政史蔵)によれば、家数二一、人数一一一(男五七・女五四)、牛一三。助馬金三匁七分五厘と増金二分八厘を負担した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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