深層ガス(読み)しんそうガス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「深層ガス」の意味・わかりやすい解説

深層ガス
しんそうガス

地球深部から供給された天然ガス。石油の起源について,マグマ中の無機物に由来するという説と,堆積物中の有機物に由来するという説があり,過去にかなりの論争が行なわれた。しかし,石油を構成する炭化水素が生物体の構成物と同じ異性体であることから,今日では有機物起源説に落ち着いている。これに対し,電波天文学者のトーマス・ゴールドは 1978年,地球深層部には炭素と水素が無機的に化合して生成した天然ガスが無尽蔵に存在するという,地球深層ガス説を提唱した。この説によると,地球誕生時にメタンなどの軽いガスが中心部からマントルを経て地殻のすきまに入り込んでたまっているとされる。

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