深溝南郷(読み)ふかみぞなんごう

日本歴史地名大系 「深溝南郷」の解説

深溝南郷
ふかみぞなんごう

正応五年(一二九二)の「惣田数注文」(河上神社文書)幕府領として小津東おづとう郷と並んで「深溝北郷八十五丁一反二丈 深溝南郷百七丁五反」と記されている。深溝北郷は現佐賀郡大和やまと町の甘南備かんなび峰を含む川上かわかみ扇状地の地域であったと考えられ、深溝南郷は現佐賀市大財おおたから町の一部を含んで北郷と接していたが、多くの荘園成立によって領域漸次縮小したと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 川上 ヤマ

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android