深溝港(読み)ふかみぞみなと

日本歴史地名大系 「深溝港」の解説

深溝港
ふかみぞみなと

[現在地名]山口市大字深溝

近世の江崎えざき村内深溝の地は、海に面した浜地であったが、中世には大内氏の拠地山口をひかえた港として栄えたらしく、室町時代の遣明使節・勘合船に関する記録である応仁二年(一四六八)「入明諸要例」の「戊子入明員件」に「可成渡唐船分」として「(周防)深溝 熊野丸 六百斛」とあり、「唐船事」に「フカミソ 熊野丸千二百石」と記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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