深色団(読み)しんしょくだん(その他表記)bathochrome

日本大百科全書(ニッポニカ) 「深色団」の意味・わかりやすい解説

深色団
しんしょくだん
bathochrome

色素などの分子に導入すると、その分子の可視・紫外部の吸収帯を長波長側に移動させる効果すなわち深色効果を与える(赤、橙(だいだい)色などから黄、青系統の色などとなる)原子団をいう。浅色団に対する語。吸収帯の原因となっている電子系の構造置換基性質などに影響を与える電子放出基、電子吸引基などがそうである。ただしこれらは元の電子系の性質によって影響のされ方が違うので、深色団がときによって浅色団となることもある。

[中原勝儼]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む