淵ノ元村(読み)ふちのもとむら

日本歴史地名大系 「淵ノ元村」の解説

淵ノ元村
ふちのもとむら

[現在地名]三井楽町ふち元郷もとごう

かしわ村の南西にあり、西部は海に臨む。江戸時代は三井楽掛柏村の枝郷と考えられる。享保六年(一七二一)「柏村淵之元」で六斗余の新地改があり、享和三年(一八〇三)柏村淵ノ元村入の高六二石余、文化三年(一八〇六)柏村淵之元の二石余などがあったが、天保四年(一八三三)当時の柏村・淵ノ元村の荒地高二五石余(天保五年福江領高辻郷村帳)。安永五年(一七七六)大村領の百姓一四家(うち漁夫一家)・人数七八人が居付を出願してきたのを受入れ、淵ノ元に置いたが、なお百姓が不足するので寛政九年(一七九七)一〇八人を移住させた(増補継志系図)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android