添詞(読み)そえことば

精選版 日本国語大辞典 「添詞」の意味・読み・例文・類語

そえ‐ことばそへ‥【添詞】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 力添えにいうことば。
  3. 他の語に添えて用いる語。枕詞などの類。
    1. [初出の実例]「ふじやとをきもへだてざるらん 夜舟こぐ浪間の月のいづの海 富士は伊豆の海より遠く見え侍とかや。名所そへことばになす」(出典:撃蒙抄(1358))
  4. そえじ(添字)
    1. [初出の実例]「いつつには そへことば イト・サテ・マヅ・ハタのたぐひ」(出典:ことばのいしずゑ(1897頃)〈西周〉まきのふたつめ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android