清々(読み)せいせい

精選版 日本国語大辞典 「清々」の意味・読み・例文・類語

せい‐せい【清清・晴晴】

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 すがすがしいさま、きわめて清らかなさま、また、心に何のわだかまりもなく快いさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「噫、心地が霽々して来たです」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 [ 一 ]に同じ。
    1. [初出の実例]「此をのめば心の酒にようたやうなをさまいてせいせいとしたやうなぞ」(出典:玉塵抄(1563)三九)
    2. 「然し檜作りは誠に此、匂ひと云ひ清(セイ)々として好い心持でございます」(出典:落語・牛褒め(1896)〈四代目橘家円喬〉)
    3. [その他の文献]〔宋玉‐風賦〕

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