清水堂村(読み)しみずどうむら

日本歴史地名大系 「清水堂村」の解説

清水堂村
しみずどうむら

[現在地名]富山市水橋清水堂みずはししみずどう、中新川郡舟橋ふなはし村舟橋

白岩しらいわ川右岸沿いに位置し、北は金広かねひろ村。水不足の地だが、あるとき老人の夢のお告げによって井戸を掘り清水を得ることができたため、ここに堂宇をつくって諏訪社を祀ったことから清水堂と名付けたという(水橋町郷土史)。慶長一五年(一六一〇)七月、前田利長が神尾之直に宛てた知行所目録(神尾家文書)に「金広与清水堂村」は四六六石余とみえる。正保郷帳では高四六六石余、田方二四町六反余・畑方六町五反。明暦二年(一六五六)の村御印留では草高五七六石・免四ツ七歩、小物成は鮭役四一匁。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android