菜種(読み)ナタネ

デジタル大辞泉 「菜種」の意味・読み・例文・類語

な‐たね【菜種】

アブラナ種子。また、アブラナの別名。一般に、セイヨウアブラナなど近縁の採油植物も含めていう。
[類語]種子種物さね種皮

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精選版 日本国語大辞典 「菜種」の意味・読み・例文・類語

な‐たね【菜種】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物「あぶらな(油菜)」の別名。一般には、セイヨウアブラナなどアブラナに近縁の採油植物も含めた総称名として用いている。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
  3. きわめて小さなもの、幼いもののたとえ。
    1. [初出の実例]「なたねの大きさをおはせしを、我がたけたちならぶまで養ひ奉りたる我が子を」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))

菜種の語誌

元来は「菜」の種、つまり、菜類一般の種を指していた。ところが、一六世紀に製油原料として注目を集めたアブラナが「菜種油」の名称と共に急速に普及し、以後次第にナタネといえばアブラナの種を、ナノハナといえばアブラナの花を意味するようになった。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「菜種」の解説

菜種 (ナタネ)

植物。アブラナ科の越年草,園芸植物。アブラナの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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