清水畑村(読み)しみずばたむら

日本歴史地名大系 「清水畑村」の解説

清水畑村
しみずばたむら

[現在地名]清水町清水畑・平尾ひらお

本折もとおり村の北西にあり、現福井市境の三本松さんぼんまつ(四六三・九メートル)南東麓に形成された扇状地上に位置する。南は滝波たきなみ村。古くは志津しづ庄内に含まれる。天正一一年(一五八三)四月の越州七庄内宛羽柴秀吉禁制状(賀茂神社文書)に「志ミつはた村」とみえる。

慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図には「清水俣村」と記され、高六八八・〇四一石とあり、以後石高は変わらない。江戸時代を通じて福井藩領で、正保郷帳によれば田方四三三石余・畠方二五四石余。安永六年(一七七七)西隣の白滝しらたき(現福井市)との間に山境争論が起こった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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