白滝村(読み)しらたきむら

日本歴史地名大系 「白滝村」の解説

白滝村
しらたきむら

面積:三四二・九六平方キロ

昭和二一年(一九四六)八月紋別郡遠軽えんがる町の一部が分立し、村制を施行して成立。網走支庁の南西、紋別郡南部の山間に位置し、北西部から南西部にかけては同郡滝上たきのうえ町と上川支庁上川郡上川町、北から南東部にかけては紋別郡丸瀬布まるせつぷ町に接する。地形はやや楕円形で、東部を除くほぼ三方支湧別しゆうべつ岳・比麻良ひまら山・有明ありあけ山など一七〇〇メートル級の山岳と丘陵に囲まれる。南部山岳部を水源とする湧別ゆうべつ川が支湧別川・幌加湧別ほろかゆうべつ川の支流を集め北東流する。


白滝村
しらたきむら

[現在地名]珠洲市若山町白滝わかやままちしらたき

南山みなみやま村の西にあり、山三箇やまさんがの一。寛永八年(一六三一)南山氏の闕所に伴い独立した村で、同九年の南山年貢納所帳(尾間谷文書)に「南山之内白滝分」とあり、三町八反余の分米一石五斗代、毛付高五七石余に対し物成二ツ六歩、同七年新開分は六反余で分米は本田同一、毛付高九石余に対して物成一ツ五歩。同年の物成等覚(向文書)には村名がみえ、物成のほかに、借米七石・山銭米二石余・夫銀二二匁余があげられる。同一八年の人改下帳(同文書)では男一三・女一六で、うち上野家は九人家族。正保郷帳に村名がみえ、高五七石余、田三町一反余・畑七反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高八〇石、免三ツ五歩、小物成は山役六六匁・漆役二匁(三箇国高物成帳)


白滝村
しらたきむら

[現在地名]舞鶴市字白滝

池内いけうち川の上流白滝川の谷奥に位置する山村。東方の神子かみこ峠を経て丹波中上林なかかんばやし水梨みずなし(現綾部市)へ通じる。

慶長検地郷村帳に高五五・四八石「白滝村」とみえ、土目録では総高五五石余、内訳は田方三八石余、畑方一七石余、運上のなかに奉書運上銀七八匁九分八厘・端折紙八束があった。


白滝村
しらたきむら

[現在地名]福井市白滝町

丹生山地北部の国見くにみ山塊と中央部の越知おち山塊とに挟まれた志津しづ川最上流の谷間に位置し、東は清水畑しみずばた(現丹生郡清水町)、西は別所べつしよ村に至る。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図に村名がみえ、高一九〇・八五一石とあるが、この石高は志津川下流の隣村滝波たきなみ(現丹生郡清水町)の石高で、同図の記入違いと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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