渇酒癖(読み)かっしゅへき(その他表記)dipsomania

翻訳|dipsomania

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「渇酒癖」の意味・わかりやすい解説

渇酒癖
かっしゅへき
dipsomania

飲酒癖,アルコール嗜癖,嗜酒症などともいう。日頃深酒しない人が,周期的ないし発作的にアルコールに対する欲求が異常に高まり,数日間大量の飲酒をする傾向をいう。精神的な抑うつ状態をアルコールによって解決しようと試みるが,逆にその状態が亢進し,泥酔するまで飲むようになる。アルコール依存症の特徴的な症状一つ性格異常の一種とも考えられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む