渡辺てう(読み)ワタナベ チョウ

20世紀日本人名事典 「渡辺てう」の解説

渡辺 てう
ワタナベ チョウ

大正・昭和期の労働運動



生年
明治11(1878)年1月22日

没年
昭和20(1945)年7月28日

出生地
千葉県東葛飾郡菅野村(現・市川市)

経歴
大正7年39歳でセルロイド工場の労働者になり、8年息子の政之輔が新人セルロイド工組合を結成して以来、その運動を支援する。15年から昭和3年の間、東京合同労組本部事務所に住み込む。政之輔の死後、昭和5年頃から市ケ谷刑務所近くの日本赤色救援会の事務所に住み、救援活動に献身した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渡辺てう」の解説

渡辺てう わたなべ-ちょう

1878-1945 大正-昭和時代前期の社会運動家。
明治11年1月22日生まれ。渡辺政之輔の母。政之輔が新人セルロイド工組合を組織したときから,活動に理解をしめす。息子の死後,昭和5年から東京の日本赤色救援会事務所にすみ,救援活動につくした。昭和20年7月28日死去。68歳。千葉県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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