海の事典 「渦動拡散」の解説 渦動拡散 大気・海洋中での拡散現象には、さまざまなスケールの渦による乱流拡散が支配的である。対象とする現象よりも小さいスケールの渦による拡散現象を、分子拡 散と同様の形式で表現したものが渦動拡散または渦拡散である。それによる拡散係数(渦動拡散係数)は、分子拡散係数に比べ桁違いに大きく、対象とするス ケールとともに大きくなる。また、水平運動が卓越する地球上の運動では、渦動拡散係数は鉛直方向に比べ、水平方向が大きい。 (永田) 出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報 Sponserd by