事典 日本の地域ブランド・名産品 「温泉津焼」の解説
温泉津焼[陶磁]
ゆのつやき
大田市温泉津町で製作されている。江戸時代の宝永年間(1704年〜1711年)に始まり、半斗という水瓶をつくることで栄えた。当時、温泉津は幕府天領の領内にあって、銀山の積み出しや生活物資の搬入港として栄えており、半斗は北前船で全国に運ばれた。耐火性に富む石見粘土を使って高温焼成するため、硬く割れにくい。耐用年数が長いことから日用食器がつくられている。島根県ふるさと伝統工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報