湊新田(読み)みなとしんでん

日本歴史地名大系 「湊新田」の解説

湊新田
みなとしんでん

[現在地名]市川市湊新田・湊新田一―二丁目・行徳駅前ぎようとくえきまえ四丁目・福栄ふくえい一―三丁目など

湊村の南西、江戸川の左岸に位置し、行徳経由の佐倉道に沿って集落が形成された。江戸時代には幕府領で推移した(旧高旧領取調帳など)。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分や天保郷帳などの郷村帳類では湊村に含まれて高付されていたと思われる。「葛飾誌略」に新田名がみえ、高三五石余、「実は新田にあらず。元禄年中故有りて一村と成り、公儀へ新湊村と書き上げし也。家数凡そ五十戸」と記される。塩浜付の村方で、元禄一五年の塩浜反別は六町五反余、この年貢は永一六貫七六六文であった(「塩浜由来書」国立史料館蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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