市川市(読み)いちかわ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

市川〔市〕
いちかわ

千葉県北西部にある市。 1934年市制。江戸川の三角州下総台地にまたがる住宅都市,工業都市。住宅地は市の北部,千葉街道 (国道 14号線) 沿いから,JR総武本線の北側の台地にかけて発展。この地域はかつて旧陸軍の部隊および施設があったところで,現在は文教地区,風致地区となっている。南部の水田地帯は第2次世界大戦前にも工場が立地していたが,戦後,金属機械,食料品,繊維,化学などの工場が急速にふえ,東京の城東工業地区の延長となった。商業は近年の人口増加とともに発展し,大型商店も進出。総武本線,京成電鉄,国道 14号線,京葉道路が並行して走り,京葉工業地域の発展とともに東西の交通量が増大。東京湾岸にはマツ林に囲まれた宮内庁新浜鴨場があり,国府台には里見氏と北条氏の古戦場,史跡に指定されている下総国分寺跡,国分尼寺跡,堀之内貝塚,また葛飾八幡宮には天然記念物の千本イチョウや八幡藪不知 (やぶしらず) などがある。日蓮宗の名刹法華経寺には国宝の『立正安国論』があり,法華堂四足門 (しそくもん) ,五重塔は重要文化財。面積 57.45km2(境界未定)。人口 48万1732(2015)。

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