日本歴史地名大系 「湯次郷」の解説 湯次郷ゆすきごう 滋賀県:近江国浅井郡湯次郷「和名抄」高山寺本は「由須岐」(ユスキ)、東急本は「由須木」と訓ずる。郷名の初出は弘仁一〇年(八一九)二月一六日の近江国大原郷長解(東京大学所蔵文書)に浅井郡湯次郷とあり、戸主従八位上的臣吉野戸口の中嶋連茂子が坂田郡大原(おおはら)郷の地を買得している。この茂子は大刀自古・大刀自などの名で天長九年(八三二)・承和三年(八三六)などに坂田郡大原郷・駅家(うまや)郷の地を買得している(正親町伯爵家旧蔵文書など)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by