湯田川経塚（読み）ゆたがわきようづか

日本歴史地名大系 「湯田川経塚」の解説

湯田川経塚
ゆたがわきようづか

[現在地名]鶴岡市湯田川 岩清水

由豆佐売（ゆずさめ）神社境内東側の山林中にあり、五基の小墳丘が認められる。うち二基が昭和初年に発掘された。内部は川原石で構築され、一基の地下一メートルのところから大きな石で囲まれた石室の中より甕が倒立して発見され、甕の中から経筒が見つかった。もう一基からは凝灰岩の石櫃が出土している。経筒は高さ二四・五センチ、径一一・五センチ、銅板製の円筒形で鋲留めしてあり、底ははめ底、蓋は浅い。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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